皆様、お元気ですか?

札幌は劇的に暖かくなってきました!
暖かい日には25度まで気温が上がり春を通り越して初夏を身近に感じるほどです。
皆様のお住まいはいかがでしょうか?

 

言葉とは

 

さて、新約聖書のヨハネ福音書1章1節~5節にはこのような聖句が記されています。

 

初めに言があった。

言は神と共にあった。言は神であった。

この言は初めに神と共にあった。

すべてのものは、これによってできた。できたもののうち、一つとしてこれによらないものはなかった。

この言に命があった。

そしてこの命は人の光であった。

光はやみの中に輝いている。

そして、やみはこれに勝たなかった。

 

ヨハネ伝の1章1節の冒頭にいきなり「初めに言葉があった」「言葉は神であった」と書かれています。

また続けて「すべてのものは、これによってできた。できたもののうち、一つとしてこれによらないものはなかった」とも書かれています。

もし、この言葉が真実であれば、この世の一切合切あらゆるもの全ては「言葉」によって創造された。

そして言葉は「神」そのものという事になります。

 

 

言葉に宿る創造の力

 

皆様、ご存じですか?

成功哲学書の原点とも言われるナポレオン・ヒルの代表作とも言える著書「思考は具現化する」は500名以上の成功者にヒル自身がインタビューし、成功者に共通している「思考」、「行動」、「言動」があることを発見し、まとめ上げた本となります。

またその他にも多くの成功者がヒルと同様「思考、行動、言葉」は「具現化する」と唱えていますが、聖書に記されたように、私たちが何気なく考える「思考」そして思考を通して発する「言葉」には私たちが想像できないほど大きな力が内包されている事になります。

皆様は「引き寄せの法則」という言葉を聞いたことがありますか?

「シークレット」という書物が世界中で大ヒットしましたが、シークレットは引き寄せの法則を分かりやすく説明したものとなります。

引き寄せの法則を出来る限り簡単に要約してまとめると以下になります。

「良くも悪くも私たちの思考、また発する言動は周りの様々な対象物に影響を及ぼし、影響に反応した対象物から何らかの反応が返ってくる」

というものになります。

これを仏教用語で「因果応報」といい、別の言葉では「回復の原則」、そして最近では「引き寄せの法則」という言葉で世間に多くに知られるようになりました。

もし、この世の全てが「言葉によって創造された」と考えるなら、そしてその言葉が「神」であると考えるなら、私たちが普段何気なく発する「言葉」には良くも悪くも何らかの影響力があるだろうと考えるのは当然の事といえるでしょう。

実際にユトレヒト大学やイエール大学、その他にも世界の研究機関では実際に言葉が発する影響力を化学的に研究しています。

何気なく、私たちは「幸福」をも「不幸」をも創造する神の言葉、言い換えると「神そのもの」(神の影響力)を意識せずに口から発してその力を行使しているのです。

そう思うと如何に言葉を選んでその言葉を口から発するか、が如何に大切であるかが分かりますよね?



 

成長に伴い口から出なくなる「3つ」の言葉

 

さて、ここで質問です。

皆様は意識しながら普段出来るだけ口から発しないよう努力している「言葉」はありますか?

つまり、その場合恐らくは「ネガティブ」な言葉になると思いますが、そのように意識して普段使わないよう気を付けている言葉はありますか?

また反対に、意識してないが、よく考えてみるとこの言葉は「使わない方が良いかも」と思う言葉はありますか?

また、それはどのような言葉ですか?

さて、今日は私たちが進歩成長するとともに私たちの口から「出てこなくなる言葉」について今回の投稿を含め3回に分けてお送りします!!

さて、皆様は私たちが様々な経験を通して学び、成長するに伴い私たちの口から自然と出てこなくなる言葉があるとするならそれは何だと考えますか?

これは私が人生を通して様々な経験から学び至った考察となりますので、皆様からは異論や反論、または、私が挙げる以外にも他にも成長と共に出てこなくなる言葉がある、と考えるかもしれませんが、ぜひ皆様のご意見を下記コメント欄に感想なども含めお寄せくださいませ(^_-)-☆

 

さて、本題に入りましょう!

皆様が考える成長と共に自然に口から出なくなる言葉とはいったい何でしょうか?
と言っても、上品な皆様なら普段使わない「アホ」や「バカ」、またはその他のあきらかな「好ましくない」言葉ではありません。

そのような言葉ではなく、普段 皆様が何気なく、また悪気なく、当たり前のように使っている言葉です。

そのように あきらかな「好ましくない言葉」ではなく、何気なく私たちが普段使っている言葉で、成長と共に出てこなくなる言葉があるとするならそれははいったい何だと考えますか?

少しお時間を取って考えてみていただきたいと思います。



 

 

さあ、成長と共に私たちの口から出なくなる言葉を考えてみましたか?

そして、皆様が考える成長と共にでなくなる言葉とはいったい何でしたか?

私は様々な経験から学び、成長するにつれて私たちの口から出なくなる言葉は最低でも「3つ」あると考えています。

 

それはいったい何でしょうか?

 

❖私が考える成長に伴い出なくなる3つの言葉は、

 

●「でも」

●「○○しなければならない」

●「もう知っている」

 

です。

ではどうしてこの3つの言葉が成長に伴い私たちの口から出てこなくなるのでしょうか?

これらの3つの言葉の真意を3回の記事に分けて解説していきたいと思いますが、今回は一つ目の「でも」についてお送りいたします!

 

 

「でも」とは?

さて、最初の成長と共に出なくなる「でも」ですが、実はこの何気なく皆様が口にするこの言葉の中に様々な「意味」また「メッセージ」が含まれています。

では、この「でも」という言葉にはいったいどのような意味が含まれているでしょうか?

 

「でも」の意味は?

▪ 言い訳

自分を正当化する

相手を否定する

その場をごまかす

 

人とのコミニュケーションの際に使う「でも」また同じ意味を持つ「しかし」を使う時には、たとえそれが表面的には相手を尊重し感情移入をしているように見せ ても、またはあたかも相手に感情移入をしているよう共感を示し相槌をうっても、もし皆様が直後に「でも」 または「しかし」という言葉を口にするなら、 その瞬間、皆様の見せかけの「共感」(芝居)は 一気にそれが嘘であることがばれてしまいます。

 

どういうこと?

 

これだけではなかなか真意を理解できないかもしれませんので、皆様がその意味をより理解できるよう、実際に職場で普段ありそうなトラブルから一つのシチュエーションを考えてみました。

皆様は職場で起こりえるこのトラブルから「でも」を使った場合、「でも」を使わなかった場合、相手の心に与える「印象」と「影響力」、またその言葉を通して「失う信頼」について例①例②と2つの職場におけるケースから「部下A」の立場を通して、心の中に沸き起こる感情を疑似体験してみましょう!

( 「上司と部下の関係が感情移入しにくい」と感じる方は、この事例の「部下A」を「妻」または「夫」または「子供」または「父」または「母」または「義理の両親」と置き換えて考えてくださいませ(^_-)-☆ )



 

2つの事例

 

シチュエーション

社内で隣の課の同僚Cさんが、Cさんの上司であるDさんから理不尽な待遇を普段から日常的に受けていると感じたAさんは、正義感から違う課にも関わらず、Cさんの上司であるDさんに対し、多くのスタッフがいる面前の元、Cさんへの処遇に異議申し立てをしたことで、Cさんが所属する課のみならず、Aさんが所属する課にも大きな動揺をもたらし、一時仕事の中断を余儀なくされる事態を招いてしまった。

 

❖事例① 「でも」または「しかし」を使った場合

 

▪上司B:どうして今回このような行動をとってしまったんだい? (上司BはAさんの直属の上司)

▪ 部下A:悪いと思っています。

▪ 上司B:そうか、君は今回の件では自分も悪いと思っているんだね?

▪ 部下A:はい。今回の件では本当に悪いことを言ってしまったと思っていま す。ただ、どうして今回このような発言と行動をしてしまったのかは、実は、 Cさんがあれだけ一生懸命に会社のために努力して、身を粉にして働いて きたのに、上司のDさんの態度は、Cさんの努力を踏みにじるあり得ない行為に思ったんです。

▪上司B:なるほど、そうか、Cさんが影で努力している働きを上司が、強い ては会社がCさんの努力を踏みにじるように思えたんだね。

▪ 部下A:(あれっ、怒られると思っていたのに、ひょっとして、話を聞いて くれるの?!)

▪ 部下A:その通りです!それは、あまりにも人として行ってはいけないことだと思ったんです。それで、自分の正義感を抑えきれずに、他にも多くの人がいるにもかかわらずあのような言葉 を発してしまったんです。。

▪ 上司B:そうか、そうだったんだね

▪ 部下A:はい、その通りです。 (嬉しい!理解してくれている~~~!!涙!!!)

上司B:なるほど、そうだったんだ。。

▪ 部下A:(超嬉しい!上司Bさん最高!!一生ついていきます!!!)

 

ここまではいかがでしょうか?

 

感情移入による共感を示した良い上司、とても良 い面接だったように思います。

 

次を見てみましょう。

 

▪ 上司B:でもね、

▪ 部下A:( んっ、「デモ」?)

▪ 上司B:でも、いくらそれがひどいことだと思っても、やはり上司なんだ からさ~、社内の規律も考えてみてもそんなこと言っちゃあダメだよ!!

▪ 部下A:( えっ!何!今何て言ったの?「デモ」ってあのプラカードをもって町を練り歩くやつ? ではなく、今確か「でも」って 言った?!え~っ、なにっ?今まで共感してくれたんじゃなかったの… 信じられない、信じられない、信じら れない、、、)

 

ここまでいかがでしたか?

 

最初はある程度Aさんのことを理解しようと共感を示すように努力をしていましたし、一方的ではなく話を聞こうとしていたのでAさんは救われたような気持ちを感じていましたね。

もし、人の信頼を「高い、低い」で計測し視覚化できるメーターがこの世にあるなら、Aさんが上司Bさんに対する信頼メーターはかなり急激に上昇していたはずです!

しかし、上司Bさんが「でも」という言葉を使った瞬間かなりAさんの心に大きな動揺が見られましたね。。

上司Bさんに対する信頼メーターがそれまで「95%」まで高まっていたとするなら、「でも」という言葉を使った瞬間半分以下の「40%」くらいまで急降下したような感じでしょうか?

ただ、組織をまとめる上司Bさんの立場として考えてみると保守的と思われるかもしれませんが、組織内で波風を立ててほしくないという管理者としての気持ちも全く理解できないわけでもないので、完全に上司Bさんが悪いとは思いません。

 

続きを見てみましょう!

 

▪ 上司B:これらのことについてどう思っているんだね!

▪ 部下A:・・・・・(えっ!私の話も聞かず、いきなり怒ってる?!信じられない、信じられない、信じられな い。。。)

▪ 上司B:おいっ!聞いているのか!?

▪ 部下A:・・・・・(裏切られた~一瞬でも信じた私がバカだった ~。。。)

▪ 上司B:おいっ!きみーっ!!何だね君のその態度は!!なぜ無視するんだ!!!

▪ 部下A:あんたの言葉なんて聞こえてこないわよ!!人の話しを聞いた ふりなんて臭い芝居は止めなよ!!こんな会社辞めてやる~!!

 

ここからは、何を言っても無駄です。

自分を 否定したと考える人の言葉を聞くことは生理的に難しくなってきて いるからです。

これらの例はちょっと極端な例かもしれませんが、Aさんの心の動揺を上手く表していたと思います。

もちろん、全ての人がこのAさんのような反応を示すとは限りませんが、多くの人は自分を否定した人の言葉を聞きたいとは思いません。

それがこの場合、上司のBさんが発した「言葉」(刺激)に対するAさんの「反応」(因果応報)だったのです。

 

「真の成熟したリーダーの態度」

人は内面が安定し、成熟してくると、 自分の意見を言うだけで人は満足す ることはなくなります。

相手が どうしてこのような行動をした のか、相手の身になって理解し よう(真実を知りたい)と本能的に考えるようになるからです。

 そのような人からは「でも」や「し かし」というような相手を否定する言葉、または自分の都合を優先しようとする言葉は出てくることはありません。

人が見る視点はあくまでも自分というレンズから見た主観(視点)であり、 他者から見た視点は、場合によって自分が見る世界と全然違うことがあることを承知しているからです

 

ではもう一つの事例を取り上げてみたいと思いますが、今度は「でも」または「しかし」という言葉を使わずに全く同じシチュエーションを行ってみたいと思います。

どうぞ皆様も、「でも」を使わずに上司Bさんはこの場合、どのようにAさんに信頼を置きつつ、上司としてAさんに今回の混乱を起こさせたことによってチームにもたらした混乱について冷静に考えさせ、また上司としてこの混乱をどのように落ち着かせ、チームの動揺を取り除き、組織の管理者としてチームが持つ本来のパフォーマンスを取り戻すために、どのように問題を解決することが出来るか、皆様が上司Bになったつもりになって下記例②を読み進めていただきたいと思います。

 

 

❖事例② 「でも」または「しかし」を使わない場合

 

▪ 上司B:どうして今回このような行動をとってしまったんだい?

▪ 部下A:悪いと思っています。

▪ 上司B:そうか、君は今回の件では自分も悪いと思っているんだ ね?

▪ 部下A:はい。今回の件では本当に悪いことを言ってしまったと 思っています。ただ、どうして今回このような発言と行動をしてしまったのかは、実は、Cさんがあれだけ一生懸命に会社のために 努力して、身を粉にして働いてきたのに、上司のDさんの態度は、 Cさんの努力を踏みにじるあり得ない行為に思ったんです。

▪ 上司B:なるほど、そうか、Cさんが影で努力している働きを上司が 強いては会社がCさんの努力を踏みにじるように思えたんだね。

▪ 部下A:(あれっ、怒られると思っていたのに、ひょっとして、話を聞 いてくれるの?!)

▪ 部下A:その通りです!それは、あまりにも人として行ってはいけないことだと思ったんです。それで、自分の正義感を抑えきれずに、他にも多くの人がいるにもかかわらずあのよ うな言葉を発してしまったんです。。

▪ 上司B:そうか、そうだったんだね

▪ 部下A:はい、その通りです。 (嬉しい!理解してくれている~~~!!涙!!!)

上司B:なるほど、そうだったんだ。。

▪ 部下A:(超嬉しい!上司Bさん最高!!一生ついていきます!!!)

 

(ここまでは事例①と同じ、ここからが事例①と②の違いです)

 

▪ 上司B:他に今回の件で何か私に言うべきこと、または言いたいことがあるかい?

▪ 部下A:う~ん、、そうですね。(しばらく考えた後) 今から思うと、少し上司のDさんには生意気な態度をとってしまい申し訳なかったかなと思います。。

▪ 上司B:そうか、自分の行動は正しい選択だと思っているが、取った態度に対しては、やりすぎたと思っているんだね。

▪ 部下A:はい、その通りです。

上司B:私はこの部署の責任者として、今このチーム内にあるギクシャクした雰囲気を何とか払しょくしたいと思っているんだ。やはり、私たちは感情を 持つ生き物なので、どうしても、このネガティブなエネルギーが部署に影響を与えてしまい部内 、強いては社内全体の生産性が下がる可能性があるからね。

▪ 部下A:確かにその通りだと思います。ご迷惑をかけ本当にすみませ んでした。。

▪ 上司B:いや、謝る必要はないよ、君の内から沸き上がった正義感から出た行為だったからね。そのことには一人の人間として尊敬しているよ。

▪ 部下A:そのように仰っていただくと本当に救われます。感謝してい ます。。

▪ 上司B:少し君の意見を聞きたいんだが、もし君が私の立場、つまりこの部署を管理し、会社として利益を上げるために生産性を高めた いと考えている管理者として、この状況をどのようにしたら、良い方向に軌道修正していけるだろう?

▪ 部下A:・・・・・え~っ、そうですね。。  (しばらく沈黙が続く・・・)

▪ 部下A:思ったのですが、、

▪ 上司B:なんだい?なんでも良いので言ってくれるかい?

▪ 部下A:今度、ぜひ、上司のDさんとお話をする機会をいただけませ んでしょうか?ぜひ、Bさんにも入っていただき、私の今回の行った行動を行動を駆り立てた思いをDさんを責めるのではなく、むしろ心からの謝罪を込めて話したいと思います。

▪ 上司B:それは、私との話し合いで責任感からくる気持ちからそうしたいのかい?

▪ 部下A:はい、それもありますが、それだけではなく、純粋にDさんには正義感からと言え生意気な態度をとってしまったと思い純粋に謝りたい気持ちからそうしたいのです。

上司B:ありがとう。それは、君とともに働き、この部署の管理す る者として何よりうれしい言葉だ!上司のDさんと話すことは簡単な ことではないと思うが、私も一緒に謝るので、心配しなくていいよ。

▪ 部下A:そんな、、Bさんが謝るだなんてとんでもありませ ん!・・・(涙でそれ以上話せなくなった部下Aさんは心の中でこ う想うのだった)

▪ 部下A:(心の声)「もう二度と上司のBさんを悲しませたり、煩わせる ことは止めよう!!そして、もっと上司のBさんが成功を収めるよう 自分のできることを心を入れ替えて、もっと努力し頑張ろう!!」

 

皆様はお気づきになりましたか?

今回の事例②では上司のBさんは「でも」または「しかし」を全く使いませんでした。

まったく「でも」を使わな い事例②を見てどう思わ れましたか?



 

 

〇良かったポイント

 

「でも」や「しかし」という相手を否定する、または自分を弁護する言葉を使わなかった。

▪ トップダウンで「反省させ」また相手に対し「謝罪するように」仕向けるのではなく、本人自ら 「どうすべきか」という内側から沸き起こっる自主性により最良の方法を導き出させた。

▪ 否定や強制ではなく、相手に共感を示し、自ら答えを出させるように導いたおかげで、第二の火種(上司Bさんの面接次第ではもっと悪くなる可能性もあった)を未然に防ぎ、良い方向に転換(雨降って地固まるで、以前より強固なチームが築ける可能性がある)出来る可能性を大 いに感じさせた。少なくとも部下Aさんは上司Bさんのために、これまで以上に頑張ろうと決心した。

 

では、もし反対の言葉、つまり「でも」や「しかし」を選択していたならどうなっていただろう?

×最悪のシナリオ

 

▪ 第二の火種に発展していた可能性が大

▪ チームの指揮を更に下げた

▪ Aさんの上司であるBさんもAさんにとって嫌な上司となり、上司Dさんからパワハラを受けた部下Cさんも悲しいままで、Aも怒りが収まらずチームは士気が下がり、Aさんの上司であるBさんも社内でのトラブルとAさんとの関係が悪化したために精神が不安定になり、血圧が上がり、血圧とは反比例して部署の士気と成果は下がってしまう。

▪それら一連の上司Dさんと部下Cさん、そして意義を唱えた部下Aさんと上司Bさんとのやり取りを見守っていた社内のスタッフの心情は、 「結局上司には逆らえず、大人しくサラリーマンをするしかない」という他のス タッフへのネガティブな(希望がない)メッセージになった。

▪その環境に耐えられなくなったパワハラを受けたCさんも、場合によっては希望を無くした正義感あるAさんも、そしてそれらを目撃した他のスタッフも近い将来会社を辞める可能性が大となり、結果的に社の宝物である人的リソースを失うかもしれない深刻な事態となった。

 

つまり、偶発的な不幸な事故を二次的な不適切な後処理(「でも」を使って自分の立場を弁護しようとしたAさんとの面接)によって更に不幸な大事故として二次的な災いを招いてしまったということが出来ます。

 

 

まとめ

 

幸いにも事例②ではとても思慮深く、謙虚で部下とチームと会社を心から想う素晴らしい上司Bさんのおかげで、問題を最小限に抑え、問題から生じる二次的な災害を食い止め、更にはこの問題を通しAさんの信頼を勝ち取り、更にはそのトラブルを目撃したその他のチームに対し、上司BさんのAさんへの対応を通してとてもポジティブなメッセージを発信し、同時にチームの仕事へのモチベーションを生じさせた。

 

つまり、賢明な上司Bさんは「良い未来」も「悪い未来」も描ける中で、「でも」という言葉を使わないことで「最良の絵」を描くことが出来た。

 

つまり、「ピンチをチャンスとした」のです。

さあ、皆様これで理解していただけましたか?

 

「でも」や「しかし」 という言葉を使わずにしっかりとコミュニ ケーションをとることが出来るということを、

そして、さらには素晴らしい最善の策(最良の未来)を見出すことが出来るということを!

 

今後皆様が、「でも」という言葉を、

 

「なるほど、そのように考えているのですね」(相手の視点を否定せず尊重する)

 

と置き換えるようになるなら、その時が皆様の人生の分水嶺となり、後の人生で、その時が皆様の人生が大きく好転したことを知ることになるでしょう!!

 

さあ、今からでも遅くありません!

 

皆様の人生から「でも」という「言葉」を無く しましょう!


皆様の人生が最良の人生となりますように心から願っています!!

 

次回は「成長と共に出なくなる3つの言葉②」 ~〇〇しなければならない~ についてお送りいたしますのでお楽しみにしていただければと思います。

 

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