皆様お元気ですか!

さて、前回は「サクセスサイクル①」~全ては組織されている~をお送りしました。

要約しますと「全ての事物は目的と意図、想いと願望、ビジョン、そしてそれらが具現化するための仕組みと構造、またプロセス(行程)に沿って形造られている」という内容でした。

更に言うと、人生が豊で、喜びに溢れ、健康で、夫婦仲睦まじく、大切な家族と一致しており、仕事が成功し、仲間と楽しく働き、余暇には好きな趣味を満喫出来ているのも、そうなるための構造があるという事です。

今回も前回に引き続き、幸も不幸も、喜びも悲しみも、成功も失敗も、それらを含めたこの世のすべての事物は然るべき仕組み、プロセスを通して成るべくして具現化している、ということをお送りします!



全ての事物には仕組み(構造)がある!

皆様に質問です。

皆様は、人生が幸福で実りある豊かな人生になるための「仕組み」(構造)をお持ちですか?

“持っていない”

このように答えたあなたにもう一つ質問です。

では、そのような仕組み(構造)を持たずに、どのようにして人生を豊かに、また幸福に満ちた人生を実現(具現化)するつもりですか?

それとも誰か「白馬の皇子」が目の前に現れ、自身を幸せにしてくれるのを待ち望みますか?

つまり、幸不幸を自らは決めず、自身の行く末を周りに依存するのですか?

「持っていない」と答えたあなたは生殺与奪を知らず知らずの内に知らない誰か(周り)に受け渡していることになります。

もちろん、世間では急に目の前に白馬の王子様が現れて幸せにしてくれる、そのようなことがあるかもしれません。

しかし、もしそのようなことが奇跡的に起こったとしても、そのことに対しては心から感謝することは出来ても、そのことを誇ることは出来ません。

それは、自らの努力と然るべき手段で成功を実現した(サクセスサイクルを構築した)人の善意によって、たまたま恩恵を受けているだけだからです。

不完全な仕組みは不幸が起きる

この原理原則は身近な社会も同じです。

皆様は「お金を払いさえすれば、何でも手に入る」と考えているかもしれませんが、実際は幾ら多くのお金を持っていても、物を手に入れるためには、生産者(企業や組織)が作った製品(食料含む)を購入するために、製品が流通するための仕組み(構造)があるおかげで、皆様が望む物を手に入れることが出来ているのです。

たとえ世界の人々が全員飢えることなく日々十分食べれる食料を生産しても、それを流通する仕組み、構造が無ければ、せっかく生産された食料は人々に行き届くことはなく、腐ってしまい、残念なことに食糧は無駄になってしまいます。

実際、世界には全ての人類が毎日食べる食事を心配することなく食べて暮らせる十分な食べ物に溢れていますが、実際には毎日多くの人々が餓死して死んでいます。

「2022年には、全大陸の家庭で1日あたり10億食以上の食事が無駄にされると同時に、7億8,300万人が飢餓に見舞われ、人類の3分の1が食料不安に直面しました。 食品廃棄物は依然として世界経済に悪影響を及ぼし、気候変動、自然喪失、汚染を加速させています。 これらは、 ごみゼロ国際デー に先立って発表された国連環境計画(UNEP)報告書の主要な結果です。」引用元:https://sharing.org/ja/information-centre/report/shi-jie-ha1ri-atari10yi-shi-yi-shang-noshi-shi-wolang-fei-siteiru-guo-lian

またこれら(不完全な仕組)によって年間900万人(一日約24,657名)が飢餓のために亡くなっています。

これは時間に換算すると約3.6秒に一人が世界のどこかで餓死していることになります。

これは作物が干ばつや災害などで取れないために起こっているのではなく(地域的な干ばつや災害ではあります)、大地から収穫された地の産物が人々に行きわたらすための仕組みと構造(政治を含んだ)が整備されていないために起こる完全な人災です。

一日10億人以上の食料を無駄に廃棄している世界の裏側で、3.6秒ごとに無限の可能性を秘めた人類が病気や怪我ではなく、「餓死」していることを考えると、いつか私たち人類はその責任を問われることになるでしょう



国家は国民が安全で幸福な営みを行うための仕組み

仕組みが必要なことは国も同じです。

その国が機能するためには全ての国民の総意の上で選ばれた国民の代表である政治家がそれぞれ都道府県、市町村とそれぞれの地域を区分けし、それぞれの地域に住む国民がその国が定める法律と憲法に従い、然るべき権利と恩恵を受けながら「生き」「守られる」ために組織されています(いるはずです)。

そしてそのための社会の構造がわが日本では築かれています。(※実際正しく機能しているかどうかはまた別の話です)

組織(仕組み)が不完全だと物事は立ち行かない。

維持存続し、成長を続ける企業、組織は社会に何らかの貢献をしています。

社会に貢献が出来ない企業、組織は維持存続が出来ません。

そのような組織は自然淘汰されていずれは消えてなくなります。

真の幸福(成功)には責任が伴うからです。

 

この世に仕組み(調和)のない成功は何一つない

全ての健全な世界には秩序とリズムがあり同時に美しい。

全ての事物には仕組み、構造がありますが、人の心を打ち、社会に何らかの貢献をしている組織、事物は単に仕組みがあるだけでなく、美しい秩序と同時に調和が内包されています。

作品「考える人」で有名な芸術家ロダンは、

「自然は至上の建築家である。自然の一切は最も美しい釣り合いをもって建てられている」

つまり、この世の全てはなんらかの意図を持った何者かによって創造(作られた)という言葉を残しています。

何気なく手にする一つのボールペンですら、また今晩食べるカレー(晩御飯)ですら、それが具現化するまでに幾つかのプロセス(工程)があります。

 

ペンが形成される工程

1. ペンを作ろうとする望み(理由)

2. クリエーターがデザインする(ビジョン)

3. ビジョンを青写真に落とし込む(設計図)

4. 発売日を元に完成日を逆算して決める(目標と計画)

5. 必要な材料や金型などの調整(準備する)

6. 行動

 

カレーが出来上がる工程

1. カレーを食べたいという望み(願望または理由)

2. どんなカレーを食べるかを決める(ビジョン)

3. レシピ(設計図)

4. いつ食べるか決める(目標と計画)

5. 材料買い出し(準備)

6. レシピに沿って作る(行動)

 

以前特集した「ビジョン具現化の必須要素②~第6の要素~」の中でも触れましたが、今晩何気なく食べる晩御飯でさえ、然るべき工程(仕組み)を通して具現化されています。

いい方を変えて言うと仕組み、構造がない事物は存在しないということです。https://joy-principle.com/essential-element-of-vision-embodiment-2-the-sixth-element/

 

もう一度皆様に質問です。

皆様の夢(人生)には仕組みがありますか?



サクセスサイクルはリズム

指で音を鳴らすことをなんというか知っていますか?

「指パッチン!」ではなく、

正式には「フィンガースナップ」と言います。

私は、フィンガースナップを人生やビジネスの成功に必要な要素になぞらえて言うと

「リズム」ということが出来ると思います。

また、リズムをビジネス成功に必要な要素になぞらえて言うと

「ルーテイン」ということが出来ます。

そして、ルーティンをビジネス成功に必要な要素になぞらえて言うと

「構造」つまり「仕組み」ということが出来ます。

また、構造、仕組みをビジネス成功に必要な要素になぞらえて言うと

「勝ちパターン」ということが出来ます。

ある著名なサッカー選手は「ペナルティーエリア斜め45の角度でボールを持てば絶対点を取る自信がある!」

また、ある著名な野球のピッチャーは「2ストライク1ボールまで追い込んだら絶対三振を取る自信がある!」と言っています。

またそのような勝利に必須の勝ちパターンをビジネス成功に必要な要素になぞらえて言うと

「絶対領域」、つまり「他の追随を許さない、自分が最も得意とする世界」ということが出来ると思います。

 

全ての成功者はそれぞれの「絶対領域」を持っています。

 

そして、「絶対領域」は「信念」でもあります。

 

「努力せずに何かできるようになる人のことを「天才」というのなら、僕はそうじゃない。努力した結果、何かができるようになる人のことを「天才」というのなら、僕はそうだと思う。人が僕のことを、 努力もせずに打てるんだと思うなら、それは間違いです。」

この言葉は誰の言葉か分かりますか?

これは私が尊敬するつい先日アメリカメジャーリーグ、日本プロ野球機構 両リーグの殿堂入りを果たした世界のイチロー氏の言葉です。

つまり、イチロー選手の言葉から推測すると、イチロー選手の「絶対領域」つまり「才能」は技術ではなく、「努力すること」自体がイチロー選手の才能という事がいえます。

私はイチロー選手は世界屈指の技術を持ち合わた「天才」と考えていますが、少なくともイチロー選手自身は、自身を天才ではなく、その研ぎ澄まされた類まれなる技術は日々の努力の積み重ねによって培った構築(仕組み化)していったと考えているのです。

 

 



仕組みのない成功は根拠がなく、雲をつかむようなもの

 

すみません、最後にもう一度だけお聞きします。

皆様は人生を豊かにするための「サクセスサイクル」(成功の仕組み)を持っていますか?

もし、お持ちでなければ、

 

皆様の成功には根拠がなく、雲をつかむようなもの。。

 

全ての事物、現象には構造があり、全ては組織されています。

それによらず具現化されたものはこの世に何一つない。

全ての成功者(成功)はそれぞれのリズム、つまりルーティンを持っています。

人は偶然成功しませんし、偶然健康になりません。

偶然信頼を築けませんし、また、偶然幸福になることはありません。

また、人は偶然失敗しませんし、偶然不健康になりません。

偶然信頼を壊すことはありませんし、偶然不幸になることはないのです。

人は、良くも悪くも、然るべきプロセスに従い、なるべくして、その結果を具現化しているのです。

 

 

「自然は至上の建築家である。自然の一切は最も美しい釣り合いを持って建てられている」

オーギュスト・ルネ・ロダン

 

皆様、いかがでしたか?

人生においても豊かな人生を送るために「構造」つまり、「サクセスサイクル」(成功の仕組み)が必要であるという事を理解されましたか?

もし、そのことを理解したなら、その時点で皆様の人生は好転していくということをお伝えします。

なぜなら、皆様が全てに仕組みがあるという事を理解し始めるなら、目の前の現象だけで良い悪いを判断せず、一歩引いた視点から全体像を見て物事を考えられるようになるからです。

そして、この一歩引いた視点から物事を見るというのはとても重要で、この視点から物事を見ることを習慣とするなら、皆様は自分の人生と周りの人々の人生を軽々しくジャッジせず、そこから学び、成長し、自身と周りの人々の人生を好転することが出来るようになります。

この視点を私は「神の視点」と呼んでいます。

ぜひ、これからの人生において常に「サクセスサイクル」を意識した考えを一つのフィルターとしていただきたいと思います!!

さあ、今回の記事はいかがでしたか?ぜひ、皆様のご意見ご感想を下記コメント欄にお送りいただければと思います!

さて、「サクセスサイクル」に関して2回の投稿でお送りしようと思っていましたが、この「サクセスサイクル」の概念はとても重要で伝えるべき内容が膨大となったため、延長し3回シリーズでお送りさせていただくことにしました。

ぜひ、次回「サクセスサイクル③」~真のリーダーは仕組みを構築する~(完結版)をお送りしますが、次回は実例を取り上げてお送りしたいと思います!!

ぜひ、お楽しみに!!

 

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