皆様お元気ですか?

さて、今週も先週に引き続き「真のリーダー」について記事を紹介したいと思います!

その前に、いきなりですが、皆様に少し考えていただきたいと思います。

皆様は恐らく「カリスマリーダー」という言葉は聞いたことがあると思いますが、皆様はカリスマリーダーと聞いてカリスマリーダーとはどのような人物だと考えられますか?

 

 

「カリスマリーダー」と「真のリーダー」

皆様が考える「カリスマリーダー」とはどのようなものだと思いますか?

また、皆様が考える「カリスマリーダー」は具体的にどのような方がいますか?

そして「カリスマリーダー」に対し「真のリーダー」とはどのような人物だと考えますか?

皆様の中で「カリスマリーダー」と「真のリーダー」の違いは何ですか?

それとも、「カリスマリーダー」も「真のリーダー」も同じだと考えますか?

 

以上の質問を受け、

皆様は

「カリスマリーダーと真のリーダーは違うのか?言い方の違いであって同じではないのか?」

「そもそもカリスマリーダーと真のリーダーをなぜ分けなければならないのか?」

「またカリスマリーダーと真のリーダーの定義はいったい誰が決めたのか?」

と思うかもしれません。

 

はい、誰が言っているか分かりません。そもそもこれらを定義して説明している人がいるかすら分かりません。

今回のテーマは私の主観と独断と偏見、そして幸運にもこれまで私は人生を通して多くのリーダーと接する機会がありましたので、私なりにリーダー達を考察し、学んだことによるものなので異論もあるかもしれませんが、

しかし、最後までお読みいただけることで、これら2つのリーダーの違いを深く理解し、彼らの思考、そして行動規範を知ることで皆様の人生が更に喜びに満ちたものとすることが出来ると確信しておりますので、ぜひ最後までお付き合いくださいませ!



 

 

 

 

 

 

AIによるカリスマリーダーと真のリーダー解釈

ちなみにですが、私が考え考察するこの2タイプのリーダーを世間一般ではどのように考えられているか興味があったのでマイクロソフトが提供する無料AI 「Copilot」で調べてみました。

そうすると下記のように「カリスマ型リーダーシップ」と「真のリーダーシップ」の特徴と違いを説明していましたが、それは概ね私が考える考察と同じでした。

 


カリスマ型リーダーシップ

カリスマ型リーダーは、組織のために自己利益を超越するよう部下を啓発し、フォロワーに根強く絶大な影響を与えうるタイプのリーダーです。彼らは激動の時代で優れたリーダーシップを発揮し、卓越した成果や実績を残すことがあります。

❖例  :  アメリカ合衆国大統領のフランクリン・D・ルーズベルトやイギリス首相のマーガレット・サッチャー、アップル社の創業者であるスティーブ・ジョブズなど。

❖背景: カリスマとは非日常的な資質を持つことを意味し、人々から支持や賞賛を集めることがあります。

真のリーダーシップ

真のリーダーシップは、従わない自由があるにもかかわらず、人々が付いてくることです。権力や肩書きではなく、人々の信頼と尊敬を獲得します。

❖条件  :  真のリーダーシップは、カリスマ的な人格や権力ではなく、人々と共に目標を達成する能力に焦点を当てます。


 

以上のようにAIは回答しましたが、皆様はこのAIの解釈を読んでどのように感じましたか?

 

 

カリスマリーダーとは?

私が定義するカリスマリーダーとは

「組織に大きな影響を及ぼし、一人の力(影響力)で大きな成果を成し遂げる人」

だと考えます。


また、カリスマリーダーは、

「カリスマリーダーが組織の指揮をとり、その場に居るとき組織は成長し、大きな成果を上げるが、カリスマリーダーがその組織を去ると、急激に成長がストップしてしまう可能性を秘めている」

とも考えています。

つまり私はカリスマリーダーは時と場合によって諸刃の剣になりうる存在だと考えています。

 

真のリーダーとは?

 

それに対し真のリーダーは

「カリスマリーダーのように派手さはないが、チーム、そしてチーム一人一人の才能を活かし、組織内に意図的に化学反応を起こすことで相乗効果を創出し、偉大な成功を成し遂げる人」

だと考えます。

 

また真のリーダーは

「リーダーが組織から去った後も永続的に組織が成長し続ける仕組みを構築する事に注力し、実際にそのような組織を構築する人」

だと考えています。

 

 

カリスマリーダーと偉大なリーダーの違いは何か?

カリスマリーダーは奇抜なアイデアと発想力で業界を席巻し、市場に大きな刺激を与え多大な成果を上げるが、リーダーがいなくなれば同時にアイデアと発想力が失われ成長が終わる危険性が伴います。

 

反対に私が定義する真のリーダーは自分の才能の限界を承知し、謙遜になって自分にはない才能を他人に見出し、その才能を上手く活用する力が秀でています。

 

カリスマリーダーは常に自分が先頭を走らないと気が収まらない傾向が強いが、それに対し、真のリーダーはむしろ先頭にいることよりも、一歩引いた場所を好み、全体を見渡す場所にいて客観的に全体を見渡し、チーム内に刺激を与え、化学反応を起こし、意図的に相乗効果を創出することが出来ます。

 

 

カリスマリーダーはロックスター

もっとわかりやすく言えば、カリスマリーダーはロックスターのような存在です。一人のカリスマと才能で世界を魅了し、人々を惹きつけ、感化させ、様々な影響力を及ぼし世界を席巻します。

 

 

真のリーダーはプロデュ―サー

それに対して真のリーダーは、そのロックスターのような才能を持つ人を発掘し、彼らのような才能を持つ人々を見つけ開花させるように、様々な媒体や手法を活用、駆使して才能ある無名の宝の原石を磨き上げ、彼らのようなヒーローを多く輩出するプロデューサーのような存在と言えば理解していただけるのではないでしょうか?

 

 

 

 

 

 

カリスマリーダーと真のリーダーの思考と行動目的

皆様上述した話からカリスマリーダーと真のリーダーの思考と行動目的には違いがあることが分かりましたか?

 

 

カリスマリーダーの思考と行動目的

カリスマリーダーは自身の影響力によって成功する(成果を上げる)ことを最優先で行動します。彼らは多大な貢献をすることで、対価として自身が称賛され、敬意を受け、同時に業績に対しての相応の対価を得ることで自身の価値を図りそれを喜びとします。

これは何も悪いことではなく、世間一般的にはごく当たり前のことですが、しかしカリスマリーダーはその想いが他の人よりもずば抜けて強いです。そしてその強い想いが、発言、態度、行動となりチームを率いる力強い原動力になります。

これも悪いことではなく、別の言い方でいうところの「表現力」となりますので、自分の考え、想いを表現し主張することは悪いことではなく、むしろ良いことです。

しかし他の人の話を聞かず、自分の主張を声高に主張しすぎると人間関係がぎくしゃくし、組織に不和を生じさせるマイナスの要因となることがあります。

 

 

真のリーダー思考と行動目的

それに対して、真のリーダーは才能ある者を見出し、スターを多く創出することを目的として考え、行動します。真のリーダーは自身が人々から愛され、称賛され、あこがれるスターになることはあまり考えません。別の言い方でいうとあまり興味がありません。彼らは才能ある人々が世界で花開くことで喜びを得るのです。

では今度はカリスマリーダーと真のリーダーの組織における影響力によって被る可能性のあるメリットとデメリットについて具体例を出しながら説明したいと思います。

 

 

具体例

一つのシチュエーションをもとに少し考えていただきたいのですが、

会社でも非営利団体でも、学校でも、クラブ活動でもどんな組織でもいいですが、ある日ある人物が一つの組織を管理する管理者に抜擢されました。

そして、新たな管理者が組織を管理するとそれまで低迷していたチームは急速に成長し、同時に華々しい成果を上げ、チームとその管理者は組織から表彰を受けそれによってチームの士気が大いに盛り上がりました。そしてその管理者は何年かそのチームを率い、多くの輝かしい成功を達成したのです。

しかし、残念なことに事情によりその華々しい成果を上げたリーダーがチームを去ってしまいました。そして新しい後任の管理者がそのチームを率いましたが、あの勢いはどこへ行ったか、あっというまにチームの勢いは終息し、業績は低迷し、チームの勢いがまるで嘘のように失われてしまったのです。

 

 

クイズ

 

皆様、ここでクイズです。

さあ、このように勢いある組織の成果が低迷してしまった責任はいったい誰にあるでしょうか?

  • 後任の管理者でしょうか?
  • それともチームに属する人々の責任でしょうか?
  • 組織の総責任者(企業ならCEO,学校なら校長先生)でしょうか?
  • それとも誰も悪くなく、たまたま業績悪化の時期が管理者の交代の時期と重なっただけなのでしょうか?

 

実際にこのような状況に陥ってしまった場合、それぞれの立場と思惑から業績悪化の原因と責任者探しをするかもしれません。

その際にはそれぞれの立場で以下のように自身を弁護したり、他に責任を負わせようとするかもしれません。

後任管理者:「たまたま時期が悪い時にこのチームを管理することになった私はアンラッキーだ。。」後任管理者の立場では恐らくこのように考える(思いたい)人が多いでしょう。

チームスタッフ:「後任の○○さんは本当にダメだ。これまでいい感じで業績が推移していたのに、一気に売り上げが下がった。この責任は重いぞ。。」多くのチームスタッフは前任者と比較し、後任管理者の責任と考える人は多いでしょう。決して自分達に責任があるとは思わないでしょう。

前任管理者:「私の才能と価値が改めてこれで明白になった!後任の○○さんには申し訳ないが、○○さんが引き立て役になってくれたおかげで私のチームへの貢献度が引き立った!!これで昇格+昇給は確実だ!!!」

オーナー:(オーナーの立場からも様々な見解、思惑があると思いますが、今回は割愛しますが、オーナーであればどのように考えるか考えてみてください)

 

さあ、前置きが長くなりましたがクイズの答えです。

 

 

答え

実はこのようになってしまった場合、実際には色々な市場の情勢や時々の状況があるでしょうから、一言で「○○の責任だ!」と決めつけるのはあまりにも乱暴であることは承知していますが、しかしそれでもあえて私はその責任の多くの原因は、

 

「前任者にある」と思っています。

 

この記事を読む皆様は「前任管理者に責任がある」と考えた人はあまりいなかったと思います(もともと上記4つの項目には入っていませんでしたしね..)。

ではなぜ何年にも及び輝かしい成果を上げた前任者に後の低迷の責任があるというのでしょうか?

多くの皆様は「それはあまりにも理不尽だ!」と思うかもしれません。しかし、私はそのようには考えません。

その理由は、前任者は自分の力に頼り過ぎて、目の前の成果を上げることばかりにフォーカスし、チームの人材育成を怠り、一時だけでなく後々も成長を続ける健全で維持拡大する組織構築を怠ったからです。

また前任者が責任を求められるのは管理者として多くの権限を与えられ、その責任に対し対価(報酬)としてチームスタッフより良い待遇を受けているので退任後も責任を求められるのは当然のことです。

もし、一時的な成功だけではなく、もっと大きな視点、長い視点で物事を考え、チームの人材育成に大きな情熱と労力を注ぎ、組織の利益のために自身が組織を去った後も成長し続ける仕組み、つまりサクセスサイクル(成功の仕組み)を構築していれば、前任者が居なくなっても一気に勢いが失われ、成長が止まることはなかったはずです。

むしろ健全なサクセスサイクルが構築で来ていれば前任者が居なくなった後も組織の勢いは失われずある程度健全な成長を続けたでしょう。

 

皆様はこの私の答えとなる根拠を読んでどのように考えますか?

 

「カリスマリーダー」まとめ

私は、リーダー像に興味を持ち、観察し、彼らの態度や言動、行動を見てきました。そうすることで大きく分けるとリーダーには2つのタイプがあるという事が分かってきました。

そうしていきついたのが「カリスマ的なリーダー」と「真のリーダー」がいるという事が見えてきたのです。

カリスマ的な思考を持つリーダーは良くも悪くも影響力があって、カリスマリーダーがもつ絶大な影響力で業界に大きな影響力をもたらし多大な成果を上げるが、反対にあまりにも強いリーダーシップが仇となって大きな損害を被ることもある。

それは、カリスマリーダの影響力によって華々しい業績を上げても、カリスマリーダーが去った後にその影響力が失われ、急激に業績が低迷に向かう可能性を秘めているからです。

 

ジョブズはカリスマリーダーの代表?

 

有名なカリスマリーダーとして私はスティーブ・ジョブズを思いだします。ジョブズは自身でアップル社を立ち上げ、革新的な製品(アップルコンピュータ―・ipod・ipad等々)を開発し、一躍世界の大成功者としてカリスマ的な存在になりました。

しかし、株主との経営上の相違から自身で立ち上げた会社を残酷なことに追い出されてしまう形となったジョブスでしたが、ジョブズがアップル社を去った瞬間アップル社の業績は一気に低迷し、アップル社は会社存続の危機的な状況に立たされたのです。

そこで困りあぐねた株主が決定した決断は、自らの意志で追い出した「ジョブズをもう一度アップル社に呼び戻す」という苦渋の選択をしたのでした。

そして、ジョブズがアップル社に戻ってからのアップル社は一気に業績を戻し、前以上にアップルの業績を上げ、今度は堅固で動じない世界的なシンボリックな会社への発展させたのです。

 

 

「真のリーダー」まとめ

しかし、もう一つのタイプである世に多大な貢献に寄与してきた真の偉大なリーダー達を見るときに、彼らは一時的な成果にはあまり関心を払わず、自分のことになると本当に淡白で欲のない人が多いと考えるようになりました。

また真のリーダーは一時的な目前のことには必要以上に関心を払わず、これから後も世々成長し続ける仕組みを構築することに多大きな関心を持っており、そのために多くのエネルギーと情熱を注ぐ人だと考えるようになりました。

そして、そのような健全で維持拡大する組織を構築した真のリーダーが組織を去った後もその仕組みは生き続け、その後も、場合によっては長年に渡り成長が拡大し、更に大きな業績を上げ続ける可能性を大いに秘めているという事を知るようになりました。

私はジョブズをカリスマリーダーの代表例として取り上げましたが、私はジョブズはカリスマリーダーとしてだけではなく、真のリーダーでもあったと思います。

なぜならジョブズは死によって結果的に2回アップルを去ることになりますが、2度目にジョブズがアップルを去った今回は前回と違い、死によってジョブズがアップル社を去った後もいまだにアップル社は成長を続け、世界的でシンボリックな企業であり続け、同時に革新的な企業の代表的な存在であり続けているのですから。

ジョブズはアップル社を自分の子供のように愛していましたが、そのアップル社から追い出されるという人生のどん底に突き落とされる非常に辛く苦しい経験を通して劇的な成長を遂げ、真の偉大なリーダーに覚醒したのだと思います。

 

 

最後に

皆様は一時的なバブルのような成果(成功)を望んでいますか?

それとも健全で堅固な成果(成功)、成長を期待しているでしょうか?

これはビジネスだけのことを言っているわけではありません。

ビジネスでも、学校でも、趣味の団体でも、家庭でも、地域のお付き合いでも同じです。

皆様には長い人生を通して、ぜひ 真のリーダーを目指していただきたいと思います。

 

今回の記事で少しカリスマリーダーと真のリーダーの違いを理解していただけたと思います。

ただ中には「ちょっとそれは強引ではないか?あまりにも極端ではないか?」と考える方もいると思います。

はい、今回は皆様が分かりやすいようにちょっと極端な表現でカリスマリーダーと真のリーダーを説明しました。

実際にはカリスマ性を持ちながら、ジョブズのようにしっかり真のリーダーとして永続的に成長を続ける組織構築を成し遂げたリーダーもおられるでしょうし、また真のリーダーでありながらも表に立って強いリーダーシップを発揮しながら永続的な組織構築を図るリーダーもおられます。

次週は、「真のリーダー」最後の投稿として「真のリーダー③」~畑を作る人・森を作る人~ でカリスマリーダーと真のリーダーの違いを自然の法則、原理原則に則って記事をお送りします!!

そして、次回の記事を通して「私たちが幸福な人生を目指すなら、カリスマリーダーではなく、真のリーダーを目指すべき!」という事に気付き、また同時に真のリーダーになるイメージを皆様に持っていただけると確信を持っていますので次週の投稿を楽しみにしていただきたいと思います。

今回も最後までお付き合いいただき感謝しております。

皆様がこれらの記事を通して皆様の幸福な人生を実現するヒントになれれば幸いです。


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