皆様。お元気ですか?
先日大阪に帰省しましたが、桜が満開で本当に素晴らしかったです。
私が住む札幌はまだ咲いていないので、今年は幸運にも二度も桜を楽しむことが出来ます!!
さて、今回は久しぶりの投稿となりますが、今回は皆様もお悩みではないかと思う「マネージメント」つまり「管理」についての記事を投稿したいと思います!
「管理」に対するイメージ
皆様は「マネージメント」つまり、「管理」と聞いてどのような印象をお持ちですか?
ある人は「管理」と聞いて、私にはあまり関係がないと思うかもしれません。
また、ある人は「管理」と聞くとあまり良い印象を持たないかもしれません。
特に家庭で両親から、また会社では上司から「マイクロマネージメント」(徹底した細かい管理)をされた経験がある人は特にそうかもしれません。
私も「管理」という言葉がこれまであまり好きではありませんでした。
しかし、「真のマネージメント」を理解すると、これまでとは全く違った面で「管理」という言葉を捉えるようになるでしょう。
今回の記事では、皆様にこれまで多くの人が持つ、「管理」のあまり好ましくないイメージを一新したいと思います!
2つのマネージメント
皆様は、よく日常、特にビジネスなどで頻繁に使われる「マネージメント」つまり「管理」がどのようなものか理解されているでしょうか?
実は近年「マネージメントには2種類ある」という事を言われるようにったのをご存じですか?
1つは、基本的な組織を率いるアプローチ方法である「20世紀型のマネージメント」で、もう一つは「21世紀型のマネージメント」と呼ばれる管理方法です。
①20世紀型のマネージメント
②21世紀型のマネージメント
では2種類のマネージメントとはどのようなものなのでしょうか?
またそれぞれの違いは何でしょうか?
ちなみにこのマネージメント、つまり「管理」とはビジネスに関わらず、複数名以上が属する組織が、組織が結成された目的を果たし、期待される成果が実現できるよう組織が機能するために必要なアプローチです。
ですから、当然ながら社会の一つの単位である「家族」が機能し、幸福になる身近で重要な方法でもあるのです。
そう考えると人は結婚し、子供を設け、家族を養い、成長し、社会に出ていき、社会人として社会に貢献することで日本国が成り立っているわけですから、これらの小さな組織単位である「家族」をどのように正しく「管理」できるか、は全ての人にとっても、また国にとっても重要なテーマといえるでしょう。
つまり、この「マネージメント」を学ぶことは人生をより豊かに実りあるものとするめに重要な方法でもあるのです。
それでは、今からこれらのことについて考えてまいりましょう!
❖20世紀型のマネージメント
さて、前述したように複数名以上の人々が集う組織において、組織がその目的を果たすために必要な「管理」英語では「マネージメント」ですが20世紀型の管理と21世紀では管理の定義が少し変化してきているようです。
簡単に説明すると18世紀以降19世紀に掛けて様々な「産業機械」の発明と開発により人類は過去になかった飛躍的な大発展を経験しました。
この人類史上稀に見る大発展を経験した人類はこの産業革命以降 特に20世紀に入ると更に多くの成功とビジネスチャンスを求めて、より早く、より安く、誰もがより豊かな生活を送れるよう機能的な製品を世に提供する事で、更に多くのビジネスの機会を得られるよう「効率性」を追い求めた時代もありました。
そこで、企業は生産に携わる多くの人々を効果的に管理し、効率的に製品が生産されるように「マネージメント」つまり少しでも効率の良い「管理方法」を追及したのです。
そして拡大する大きな組織が上から下まで正しい機能を果たし、組織を通して得られる成果を最大限に発揮できるようになったのは、組織に属する人々が仕事を早く覚え、反復するだけで誰でも組織の歯車となって機能するように設けられた「マニュアル」によるものでした。
そのようなマニュアルが整備されると、組織が行う事は
「全ての人がマニュアルに沿って、動き、整えられ、またマニュアルに人々が沿うように強いる」
ことでした。
また、組織を管理するリーダー、また各部署のマネージャーはマニュアルに沿って人が動くよう人々を管理したのです。
そのような20世紀型の組織では「マニュアル」が全てであり、マニュアルこそが「金の成る木」の重要な道具だったのです。
そのようなことから20世紀では「ビジネスでの成功の秘訣は?」とビジネスリーダーに尋ねると、多くのリーダーはすかさず「管理能力!」と答えていました。
しかし複雑なストレスの多い現代社会では、トップダウン形式の、つまり上から下へ行う半強制的な管理方法は有効なアプローチでないことはもはや常識です。(マニュアルが全てであり「答えである」と考えると、人をマニュアルに沿わせ、強制するようになる)
半強制的と言っても何も鞭をもって叩くわけではありません。しかし、「何時間以内にこれを行うように」とノルマを設けて「マニュアル」に沿って人を動かそうとするだけなら半強制的な管理方法と言えるでしょう。
ネットで調べると「管理」つまり「マネージメント」とは「制御・コントロール」すること、書かれていましたが、自らの英知と意志を備えた神の子供たちである我々人類は、物でも扱うような方法で制御、コントロールされたくないのです。
❖21世紀型のマネージメント
20世紀型の管理とは=制御・コントロールするというマネージメントが主流でしたが、21世紀型のマネージメント(管理)とはいったいどのようなものなのでしょうか?
20世紀型のマネージメントはトップダウンで人を型にはめてマニュアルに沿って行動することを求められる時代から、「21世紀型のマネ-ジメント」は、
「個々に責任と権限を与え委任する」
つまり相手を信頼し任せる。
という方法に変化しつつあります。(※実際には21世紀に入っても大半の組織は20世紀型の管理から脱却できていません…)
言い方を変えると、つまり、21世紀型の管理は「制御・コントロールしない」代わりにビジョンの共通がなされ、その上で期待される結果、つまりゴールを与えられ、ゴールを達成するために、定められた範囲の中で自由に行動する機会と権限を付与されるというものです。
つまり、21世紀型の管理をもっと簡潔に表すと「管理しない管理」ということになるでしょうか?
❖「20世紀型」または「21世紀型」どちらの管理を選ぶ?
皆様はどちらか1つの管理方法を選択しなればならないとすればどちらの管理を選択しますか?
一つめの20世紀型の管理は、
ロボットのように全てのやるべきことがマニュアルで決められており、そこには個人が口をはさむ余地は全くないが、何か仕事上で問題があっても、やるべきことをマニュアルに沿ってしっかりやっている限り、上から責任を求められないもの。
二つ目の21世紀型の管理は、
期待されるか結果(ゴール)を与えられ、どのようにゴールを達成するかは個人に任されており、そのための予算も与えられ、予算内であれば自由に与えられた予算を使うことが出来るが、期待される目標が達成できない、または仕事上でのミスをすると、責任を取らされる可能性があるもの。
皆様はどちらがいいですか?
場合によっては「責任を負うのは嫌だ」という理由から最初の20世紀型の管理を選ぶ人がいるかもしれませんが、20世紀型の管理の場合、乱暴な言い方かもしれませんが、別にその仕事は皆様でなくても構いません。
言う通りに動く人なら誰でもいいのです。
極端に言うと20世紀型のマネージメントでは機械的に言われたことを黙って忠実に行う人が求められるからです。
私なら絶対に後者の方を選びます。
自分で仕事を創造し、計画を立て、行動することが出来るからです。
そしてそれに伴い制限は決められますが、自由に出来る権限が与えられる、これほど仕事にやりがいがあるものはないでしょう。
つまり、皆様は組織から信頼されており、また皆様自身の努力が創造的なアイデアと働きを通してダイレクトに成果となって現れるからです。
これほどやり甲斐があって醍醐味があることはないでしょう!
これはもっとわかりやすく言うと、企業に雇用されているが、実際には一人の起業家と同じことが組織という「守り」の中でそれを行うことが出来るからです。
また、その他に21世紀型のマネジメントでは基本的に「人を信用する」という前提がそのマネジメントの土台にあるため、権限と自由を与えられた従業員は会社の信用に応え、少しでも会社に貢献しようと創意工夫をしより努力するでしょう。
このような21世紀型の管理は人の創造意欲と行動意欲を湧き起こすことが出来る効果的に管理方法でもあるのです。
2つの管理により生じる心の受け止め方の違い
前者20世紀型の管理の場合、
「マニュアルでやることなすことすべてが決められており、そこには個人が口をはさむ余地が全くなく、私でなくても、言う通り動いてくれれば誰であっても構わない、」
このような管理の場合、もしマニュアル通り正しく行った結果、その上で業績が悪かった時は私は絶対に責任を負いたくありません。もし、上司から業績の結果を叱責されるようなことがあった場合私はこう言い返すことでしょう。
「あなたの言う通りにやっただけだ!」と。
(※実際には皆様は口に出して言わないでしょうが、心の中で大声で叫んでいることでしょう)
しかし、後者の21世紀型の管理の場合、
「私を信頼し、ある範囲内での仕事上の権限を付与され、そのために決められた予算を与えられ自由に使うことが出来る、そのような場をいただける」
なら、その時には会社の信頼に応えるべく、脳をフル回転させ、知恵を絞り、出来る限りの努力をするでしょう。
そして、その上でもし、業績が悪かった場合、私は潔く、
「この結果は私の責任である」
ということを潔く受け入れるでしょう。
そして、この場合少なくとも人間関係に不和が生じることはないはずです。
また、それだけに留まらず、失敗した原因を自ら追究し、次のために更なる戦略を打ち立て、情熱と責任と覚悟をもって次に挑むのです。
人を「管理」するときに生じる2つのストレス
皆様は20世紀型、つまりトップダウン形式のマネージメントを行う際に2つのストレスが生じるのをご存じですか?
それは何だと思いますか?
それは「管理する側」と「管理される側」に生じるストレスです。
- 管理する側
- 管理される側
では20世紀型のマネージメントの場合、管理する側に生じるストレスとはいったい何だと思いますか?
それは以下のようなストレスです。
❖管理する側のストレス
「このように仕上げて欲しかったのに、してくれなかった。」
「もっと早く仕上げて欲しいのに、なかなか仕上げてくれない。」
そして期待していた期限より遅く仕上がって、しかも、見栄えが期待したものよりも下回ったときにはその仕上がりを見て心の中でこのようにつぶやくのです。
『これなら自分でやったほうが早いし、もっと良い仕上がりにできるからいっそのこと自分やろう。。』
これは仕事を「委任」しているのではなく、相手に仕事を「依存」しています。
真の成功を創出するためには「依存」ではなく「委任」が必要です。
もう一つの言い方で言うと「相互依存」です。
相互依存と依存と聞くと一見同じように聞こえますが、それは天と地ほど全く違うものです。
依存は一方的に相手に寄りかかることですが、相互依存とは互いの持っている個性、才能を活かし互いの才能を出し合うことで最大限以上の力を発揮することです。
相互依存関係が確立されると、人は皆違っていることが尊重され尊ばれ、互いの違い(才能)が合わさる時に偉大な力「相乗効果」を発揮させることが出来ます。
それが発揮できれば、私たちは想像を超える大きな成功を生み出すことが出来ます。
「人は皆、誰とも違っていいのです。」
いつか相互依存と依存について記事にしたいと思います!!
では次にもう一つの管理される側のストレスを説明しましょう。
管理される側の立場としては一体どのようなストレスが生じるでしょうか?
❖管理される側のストレス
「なんだ!この仕上げは!全然私のイメージと違っているじゃないか!」
「先日のあの案件、まだ仕上げていないのか?どれだけ時間が経っていると思ってるんだ!」
いつもこんな風にいつも管理されながらチェックされ怒られ続けていれば皆様いかがですか?
いやですよね、しかも「こうやれ、ああしろと」いう風にやり方すべてを指図されたら、皆様は心の中で恐
らくこう思うことでしょう!
「そんなに言うんだったら、あんたがやれ!」
皆様は組織の一人一人の違いをネガティブに考え、自身の考えを強要していませんか?
皆様、管理する側、管理される側 お互いのためにもこのような精神安定上よくない方法でチームを管理するのはよくありません。
動機(やる気)は強要されて生まれるものでなく、本来自らの内側から自然に湧いて出てくるものです。
皆様は職場で、または何らかの組織、またコミュニティーで、または皆様の大切な家庭において、大切な人々を皆様が設けた、または元々あったマニュアルに従わせようとしてトップダウンで強要していませんか?
皆様がどのような環境で生まれ育ってきたかは分かりませんが、そして、皆様がどのような経験を通して様々な経験から学び、そして成長してきたかは分かりませんが、それでも人は皆違っており、皆様が経験したことが同じように成長と学びになるとは限らないのです。
皆様が様々な経験を通して学び成長してきたと同じように、全ての人々もまた同様に皆様とはまた違ったそれぞれの方法と経験を通して学び成長することで喜びを得ることを本能的に望んでいるのです。
そして、人が最も成長し、学び、喜ぶのは、決められたマニュアルの上を機械的にただ歩くのではなく、自らの意志と、自らの選び、自らの決断をもって、自らが選んだ道を歩む時に、たとえそれが一見険しく、また時には挫折したように見えても、そのような経験を通して人は本当の意味で真の成長と喜びを得ることが出来るのです。
まとめ
皆様は、皆様の夢の航路を、夢の目的地をただ船に乗船するだけでたどり着くことを望みますか?
それとも、皆様が錨を引き上げ、自ら帆をはり、風を掴み、舵を操りながら自らのビジョンを掲げ進んでいきますか?
もし、皆様が自らの意志と選びで歩むのではなく、その行き先を周りの環境に依存しているなら、もし皆様が望まない行き先に辿り着いたとしても、その責任を他者に求めることは出来ません。
自らでそれを選んだからです。
皆様が、自らの人生を周りに依存することなく自身でマネージメント(管理)することができますように。
また、皆様が所属するあらゆる組織においても同様に一人一人の可能性を尊重し、全体的なビジョンと与えられた範囲の中で、それぞれに役割と権限を与え、それぞれがセルフマネージメント(自己管理)を実践する環境を整備することで、21世紀型の究極の「管理しない管理」を実現していただければと思います!!
もしそのように、皆様の周りの大切な人々が持つ創造性をそれぞれが如何なく発揮できる環境を皆様が整えられたなら、それぞれが持つ無限の才能の力によって、皆様が所属する組織は信じられないような恩恵を受け、同時に偉業を成し遂げるでしょう!
究極のマネージメント(管理)は、制御、コントロールするのではなく、ビジョンを共有し、ゴールを定め。与えられた範囲内で自由に出来る権限を付与し、その範囲内で自らを管理させることです。
それが人が最も学び、成長し、喜びを得、業績を飛躍的にもたらすマネージメントです。
ぜひ、皆様が神の英知である人が持つ無限の才能を活用することができますように心から願っています。
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