皆様、
本来なら新年のご挨拶と同時に年頭ということもあり今回から2回に渡って目標をテーマにした記事を投稿する予定でした。
しかし、ご存じの通り新年の2024年1月1日午後4時10分石川県能登地方を震度7.6の大地震が襲ったことで新年のお祝いムードは一気に消え去り、全てのテレビ局は正月の楽しい番組から石川県能登地方を震源とする今回の大地震の報道に一斉に切り替えました。
今回被災に遭われた皆様は恐らく愛する家族、そして親族や久しぶりに会う大切な人々と素晴らしい時間を過ごされていたはずです。しかし、そんな中一瞬にして「死ぬか、生きるか」の想像だにしない出来事がいきなりその身に降りかかってきました。そしてこのような恐怖と同時に自然が関わる大被害ではそれを避けるかどうかの自由意志もそれを選択する余地もありません。有無を言わせない破壊的な力で強制的に石川能登地方を中心とする石川県、そして隣接する他県の人々にいきなり襲い掛かったのです。
その時に多くの人は思ったと思います。私たちの自由と快適な生活は実はとても不安定な上に成り立っていたという事を。
そして、同時に今回奇跡的に命を救われた方々は生きていることの尊さとその大いなる価値を噛みしめておられると思います。ただ感謝する間もなく、目の前に広がった震災による惨状を目にし今後のことを想い、両肩に信じられないような重荷を背負い打ちのめされそうになっているとも思います。
今回の震災の被害は時間を追うごとに甚大な被害の大きさが明るみになりつつあります。今回現時点(1月4日15:47時点)で81名の方々の尊い命が失われ、750名の方々が地震により分断された陸の孤島で孤立し救助を待っている状態だという報道を目にしました。
願わくばお亡くなりになられた皆様の霊が癒され、苦しみから解放され、無限の神の愛に包まれ安息に入りますように、また只今救助を待っておられる人々の救助が速やかに行われることを心よりお祈り申し上げます。また同時にご遺族の皆様、そして被災に遭われた皆様の上にも神の癒しと助けがございますよう心からお祈り申し上げます。
今回は通常の投稿ではなく、テーマを変えて今から13年前の2011年3月11日14時46分頃に発生した宮城県三陸沖の東南東130km付近で起きたマグニチュード9.0の超巨大大地震が起きた時に当時私が所属するボランティア団体の会員皆様にお送りしたメッセージをそのままお送りさせていただくことにいたしました。
それでは13年前東日本大震災当時に配信した記事をお送りいたします。
「今できること」
先週金曜に発生した東日本大震災の影響により、地球規模の甚大な被害がありました。
ハワイでも日本で起きた地震の余波で3Mの津波が起こったりと、今や日本の震災は世界的な関心事となっています。
私の妻も仙台出身で兄弟や親戚や友人が多数おり、連日テレビのニュースを心配しながら見ています。
みなさまのご家族やご親戚、そしてご友人の方々が無事命を守られ、適正な避難場所にいることを心より願っています。
土曜日、日曜日と身じろぎも出来ずテレビを見ながら広がる被害のそのあまりの甚大さに、
恐怖と、悲しみを感じながら、注視しておりましたが、私は暖かい部屋にいて、
恵まれた食物を目の前に置きながら、ブラウン管を通して映し出される恐ろしい惨状を目にし、
私とブラウン管に映し出される被災した方々の違いは何だろうか?と考えました。
たまたま私はラッキーだったのだろうか?それとも被災したみなさまは外れくじを引いたのでしょうか?
考えていると聖書にあるイエスキリストの言葉が思い出されました。
聖書の中に、崩れた大きな塔の下敷きになって18名の人々が亡くなった悲惨な事故が取り上げられています。
イエスの傍にいた内の1人が、その不幸な惨事を取り上げイエスに尋ねます。
質問は、この悲劇的な事故は彼らに大きな罪があったから起こったのか?というものでした。
それに対しイエスはこのように回答しています。
「また、シロアムの塔が倒れたためにおし殺したあの十八人は、エルサレムの他の全民衆以上に罪の負債があったと思うか。あなたがたに言うが、そうではない」
イエスは、はっきり「そうではない」と言いました。
このことから思うに、私たちにもそのような可能性があると言うことをうかがい知ることができます。
そう思うと、私たちは生きていると言うその事実だけで、感謝し、よりいっそう人生を幸せに、また実りあるものにしなくてはいけないという、責任を感じます。
私は常々「真の幸福には責任が伴う」と信じていますが、みなさまはどう思われますか?
私は、今回の惨事で、私に出来ることは何があるか色々考えました。
すると、いろいろ出来ることがあることが分かりました。
- 義援金を送る事が出来るかもしれません。
- また、これから交通網が整備されるようになるとボランティアとして何かお手伝い出来るかもしれません。
(※以前阪神大震災の時にボランティアに行った人が食べるものがなく、被災者の配給分を食べていた、と言う話を聞いて腹立たしく思った事がありますが、そのような事がないように、自分の分は自分で準備して下さいね)
- またこの悲惨な大惨事で学んだことを教訓とし、箇条書きにして、今後自分と家族が被災した時に気をつけることなどを、書き出すことが出来る。
- 災害に備え食糧や防災用具などを備蓄する事が出来る。
その他には何が出来るでしょうか?
みなさまは何かできることを思いつきましたか?
みなさまの心の思いは、今すぐに被災地に飛んでいって悲しみ苦しまれているみなさまを励まし、助けたい。と思っておられることでしょう。私も同じ想いです。
しかし現実は、被災地まで行く手段がないですし、原発事故のこともありますので、現時点では行くことは簡単ではありません。
つまり、現時点では、直接被災者のみなさまのお役に立つことは出来ないかもしれません。
それでも、私たちはきっと何か出来るはずです。
- 電気を節約することが出来る。
- 被災者のみなさの物資を確保するために、現時点で必要以上に買い占めない。
- 良い父、母になる。
- 良い子供になる。
- 良い家族の一員になる。
- 良い社会人になる。
- 近所や職場等で明るく挨拶を行う。
- 家族や友人に愛している、ということを言葉と行いで示すことが出来る。
- 周りで悩み苦しんでいる人がいるなら、話を聞き慰めてあげる。
- 近所にごみが落ちているなら拾って街を綺麗にする。
- 自分の仕事(日々の責任)を全うし、社会に貢献する事が出来る。(今日本は復興を目指し、一人一人が自立して出来ることを行うようにしなければなりません。みなさまお1人お1人が自立する事が、日本全体の復興に繋がり、しいては日本の自立になります。)
この中の幾つかは今回の震災に関係ないではないか?と思う人がいるかもしれません。
しかし、私はそうは思いません。
その他にも、みなさまが出来るもう1つの選択肢があります。
テレビの前で甚大な災害を一日中見ながら悲観し、自分の無力さを感じ、自然の恐ろしさに恐怖し、日常のみなさまが行うべき社会的な責任や家族の一員として行うべき家族の責任を放棄し、悲しみ続けることも出来ます。
(※被災者やそのご家族のことを言っている訳ではありません。被災者ご本人とそのご家族は想像を絶する、苦しみと悲しみとを心の中で戦わせていらっしゃいます。)
日本人の精神性
しかし、みなさまにお伝えしたいことがあります。
テレビの前で悲しみ、既に起きたことをただ憂いているだけでは、物事は何も改善いたしません。
テレビを見ていてとても嬉しかったのは、震災が起こってからたった数日で既に幾つかの被災地域では、電気とガスそして水道が復旧していたことです。これを知った外国人記者達は絶句しました。
そして、日本人の技術力と、忍耐力、そして何があっても「決して諦めない」その不屈の精神力を称賛しています。(昨夜、ようやく連絡のついた親友から、現在は水以外の電気とガスが通じていると聞きました。友人は仙台北部にいます。)
みなさま、これは奇跡でしょうか?いや、そうではありません。これは奇跡などではなく、日頃のみなさまの準備と、努力、そして何があっても諦めず、目の前にどんな悲惨な事態が起こっても、決して自分のやるべきことを放棄しない、日本人の素晴しい精神性から生まれた「必然」の結果なのです。
今回震災直後に被災した本来一番悲しむべき被災地のみなさまがとった勇気ある行動や、態度、言葉によって全世界から感嘆と絶賛の声が上がっています。私たちも被災地におられる方々の素晴しい模範から学び、今直接被災地の方々を支援することが難しくても、私たちの範囲の中で、やるべき最大の努力をいたしましょう!
海外の各国通信社の記事からの抜粋
今外国ではこのような歴史上稀に見る甚大な被害を蒙った、小さな島国日本から多くを学び反対に勇気付けられ、励まされているのをみなさまはご存知ですか?各国での新聞記事を幾つか紹介いたします。
米紙ウォールストリート・ジャーナル(電子版)は12日、「不屈の日本」と題する社説を掲載した。社説は地震大国日本の技術力と「備え」をたたえ、「日本は経済が低迷し、政治家の失態に国民の大部分は当惑しているが間違ってはいけない。日本の産業力は依然として偉大だ」と述べた。
米紙ニューヨーク・タイムズ(電子版)は11日、東日本大震災について「日本への同情、そして称賛」と題するコラムを掲載した。執筆者は阪神大震災時に同紙東京支局長だった著名記者ニコラス・クリストフ氏で、日本人の強い精神をたたえ、今後の復興への期待を示した。
地震多発国で東日本大震災への関心が高い中国では12日、非常事態にもかかわらず日本人は「冷静で礼儀正しい」と絶賛する声がインターネットの書き込みなどに相次いでいる。短文投稿サイト「ツイッター」の中国版「微博」では、ビルの中で足止めされた通勤客が階段で、通行の妨げにならないよう両脇に座り、中央に通路を確保している写真が11日夜、投稿された。「(こうしたマナーの良さは)教育の結果。(日中の順位が逆転した)国内総生産(GDP)の規模だけで得られるものではない」との説明が付いた。この「つぶやき」は7万回以上も転載。「中国は50年後でも実現できない」「とても感動的」「われわれも学ぶべきだ」との反響の声があふれた。大震災を1面で報じた12日付の中国紙、環球時報も「日本人の冷静さに世界が感心」との見出しで報じた。(共同)
コラムは「きょう、私たちの気持ちは皆、日本の人々とともにある」と訴えた。阪神大震災の取材の際、商店の襲撃や救援物資の奪い合いが見られず、市民が「勇気と団結、共通の目的の下に」苦境に耐えていたことに感嘆したと説明し、「仕方がない」「我慢」という日本語を紹介した。「日本の人々には真に高貴な忍耐力と克己心がある」とたたえ「これからの日々、日本に注目すべきだ。間違いなく学ぶべきものがある」とした。(共同)
ロシアの独立系紙ノーバヤ・ガゼータ(電子版)は13日までに、東日本大震災の甚大な被害にもかかわらず日本人が社会的秩序を失わず、互いに助け合う姿を「日本には最も困難な試練に立ち向かうことを可能にする『人間の連帯』が今も存在している」と称賛するゴロブニン・タス通信東京支局長の記事を掲載した。ゴロブニン支局長は、震災を「第2次大戦直後の困難にも匹敵する」大災害だとしつつ、「重要なのは、ほかの国ならこうした状況下で簡単に起こり得る混乱や暴力、略奪などの報道がいまだに一件もないことだ」と指摘。
震災当日の11日、公共交通が止まってサラリーマンが帰宅の足を奪われた東京でも「人々は互いに助け合っていた。レストランや商店はペットボトル入りの飲料水を無料で提供し、トイレを開放した」と驚きをもって伝えた。(共同)
13日付の英紙インディペンデント・オン・サンデーは1面トップで日の丸の赤い円の中に「がんばれ、日本。がんばれ、東北。」と日本語で大見出しを掲げ、東日本大震災の被災地に応援メッセージを送った。脇見出しで同じ意味の英語を記し、「死者は少なくとも1700人、経済は大打撃、原発では爆発。だが日本は津波の被害から立ち上がろうと闘っている」と報じた。
12日付の英紙フィナンシャル・タイムズ(アジア版)は「地震の挑戦を受けて立つ日本」と題する社説を掲載。子供への行き届いた地震教育や建築物の耐震性の高さ、また自衛隊の素早い対応などを例に挙げ、「日本はこの災害に対し尊敬すべき忍耐力で立ち向かっている」と称賛した。
天井や壁が完全に崩れ落ちるような災害の中でも、すべての規律が保たれていた。インド紙ビジネスラインは13日付で、日本への出張中に被災したインド人技術者が日本人の冷静な対応を称賛する声を紹介した。インドの部品メーカーの技術者らは栃木県内にあるホンダの研究開発施設を訪問中に被災。「素晴らしい緊急時の態勢ができていた。すべてが精密時計のような動きだった」。揺れが収まると社員らは集合場所に素早くそろい、あらかじめ決められた各自の役割をきびきびとこなしたという。施設から市内に出ても大きな混乱はなかったといい、「冷静さが保たれており、通信状況も含めてすべてが秩序だって行われていた」と評価した。(共同)
「怒鳴り合いもけんかもない」「本当に強い国だけがこうした対応ができる」。ベトナムのメディアは、東日本大震災での日本人の冷静な対応ぶりを、在日ベトナム人らが驚き称賛する声を伝えた。「防災訓練を受けていても怖いはずなのに、誰もパニックに陥る人はいない。自分の仕事に集中し、連絡を取り合っていた」。日本で働くある女性はインターネット新聞に「われわれが学ぶべき多くのことが分かった」と語った。ある留学生は、長い列をつくってバスや公衆電話を我慢強く待つ光景などを挙げ「皆が冷静に秩序だって行動していた」と称賛。別の留学生は、教師が子どもたちを誘導する姿など、行政当局者から民間人までの素早い対応ぶりに驚いたという。さらに「こうした強さゆえに、日本人は世界で最も厳しい条件の国土で生き抜き、米国に並ぶ経済レベルを達成できたのだ」とたたえる声も伝えられた。(共同)
13日付パキスタン英字紙ネーションは社説で日本の防災意識の高さと規律正しさで救いがあったと指摘。「日本は第2次大戦の荒廃から見事に復興した。また新たな奇跡を起こしてくれるだろう」と結んだ。
これらの記事は、日本を称賛する膨大な各国の新聞に掲載された中からアットランダムに選んだごく一部です。
日本は最大の危機を民間レベルから国家レベルにおいてやるべきことを粛々と行っています。
普通なら、嘆き悲しみ、現実から逃避しようという思いがでても仕方がない、そのような時に、悲しみを心の奥に一先ずしまいこみ、やるべきことを冷静に「こなし」ています。
そのような姿勢を見て、今全世界は日本と被災者のみなさまに対して驚きと畏敬の念をいだきながら称賛しています。
大きな成功を生み出す人、また企業は、ネガティブと思える困難な状況から大きな成功を生み出しています。
今日本は、特に災害のあった被災地は、戦後最大とも言えるネガティブな状況に直面しています。
しかし、過去にもそうであったように、日本はこの最大の試練から大きな成功を生み出します!
実際、既に日本は、被災したみなさまは、その不屈の精神力とポジティブな行動によって、日本国内はもとより、全世界にとてもポジティブな良い影響を与え始めています!
今私は、日本人であることに感謝し、また同時に誇りを感じています。
今全世界から日本のために救援物資を持ち、医者や救護チームを大勢引き連れ続々と危険な被災地に訪れてくれています。
また全世界の人々が日本の被災者の方々のために祈ってくれています。
今、この地球上に国境が無くなったように感じているのは私だけでしょうか?
One World! 世界は1つです!
世界のみなさまの「祈り」に心から感謝いたします!
みなさま、大変なこの時期ですが、
私たちの出来る「ベスト」を行いましょう。
最後に
石川県能登地方の大地震は始まったばかりです。
今から現地に人が問題なく入れるようになる時に私たちが出来ることが具体的に見えてくると思います。
色んな関わり方が出来ると思いますが、私達の出来ることを何かできればと思います。
今回の石川能登地方の大震災では既に被災された方々の冷静な態度と、自分を犠牲にしてでも他を思いやる無私の行為を海外が称賛しています。被災された皆様の突然の大きな困難に対する姿勢と考え態度、行動が世界の希望となり幸福の道標となっていることを本当に誇りに思い同時に心からその模範に感謝しています。
私たちは神から受けた創造力と献身性と慈愛の基本的な神に備わる資質を身に受けています。こんな時だからこそ神から授かったポジティブな影響力を行使して世界に何か良いことを私達一人一人がするならば、世界は次の瞬間信じられないような驚くべき素晴らしい世界になっているでしょう。
被災されている皆様に上に神の守りと助けがございますように心からお祈り申し上げます。
次回は信念という事で「目標を定める」というテーマで2週に渡ってお送りする予定です。
色々なことが今年もあると思いますが、皆様にとって2024年が特別な奇跡の年となりますように心からお祈り申し上げます!!
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