前回私がお伝えした４つのＣについてのメッセージをお読みなった皆様の中には、一人では成しえない、もっと壮大な成功を願っている方がいらっしゃると思います。

そのような皆様は、

「言っていることは分かるが、私のビジョンはとても壮大なので、たった一人で達成するのは、現実的ではない。。」

という人がいるかもしれません。

そのような方の中には下記のような想いがあるためにそういっているのかもしれません。


・年齢的に難しい。

・今まで組織を管理などしたことがないので、自分に人を束ねる能力があると思えない。

・学歴がなく、人生であまり勉強をしてこなかったから。

・先頭を切って主体的に行動を起こしたことが一度もないので不安。

・人前に出るのが苦手。

・人とのコミュニケーションが下手。

目次

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壮大なビジョンを叶えるための選択肢

などなど、色々な想いや、過去の様々な経験から「自分には到底それが出来るとは思わない」と考えている人もいるかもしれません。そのような皆様に一つ視点を変えた角度から成功する方法をお教えしたいと思います。

その方法とは「自分に出来なければ、出来る人を探し、委任し、代わりに行っていただく」という方法です。

どうです？とてもシンプルな方法でしょう！？

この方法を別の言い方でいうと「他の人と相互依存関係を築き、他の才能を活用し成功する」ということが出来ます。その方法はとてもシンプルな方法ですが、しかし、その方法を行う人は殆どいません、どうしてでしょう？面倒だからでしょうか？それとも人の才能を借りるなど自身のプライドが許さないからでしょうか？

多くの場合プライドからか、それとも人に迷惑をかけたくないという気遣いからか、人に頼るということが出来ない人が多いです。これは特に日本人に多いかもしれません。しかし、変なプライドは人の成長を妨げる大きな障害となります。

良くも悪くも全てはその人によるもの

一つの事例をご紹介いたしましょう。私は長年外資系の健康食品を扱うネットワークビジネス系の会社でセールス担当マネージャーとして働いてまいりました。ネットワークビジネスと聞くと皆様はあまり良いイメージ、良い経験がないかもしれません。

皆様は私がこの業界に長年携わってきたらからと思うかもしれませんが、ネットワークビジネスには何の罪も問題もありません。むしろ問題があるとするならば、そのビジネスに携わる人々の方に問題があると言わざるを得ません。ネットワークビジネスを一つの道具とした場合、その道具をどのように扱い、活用するか、それはその道具を扱う人によります。そして、それはどんな事柄にも言えることです。

もちろん、その会社を経営する経営者に問題があり、お金儲けのためだけに問題を起こしてでも一攫千金を願い、会員となった人々を煽り、会員が悪い方向に暴走することを見ぬふりをして容認するような会社がひょっとしたらあるかもしれません。しかし、私の経験からするとそのような会社は本当にごくわずかです。そしてネットワークビジネスでなくてもそのような悪い会社はあります。要は道具（ビジネスの仕組み）を持つ人によるのです。

ほとんどのネットワークビジネスの企業は、良い志をもって運営している会社が大半だと私は信じています。誤解のないようにしていただきたいのですが、私は何もネットワークビジネスを推奨しているわけではありません。

私が今回ネットワークビジネスのことを取り上げてメッセージをお送りするのは、たまたま私が関わってきた職業がネットワークビジネスとしての流通形態をもつ健康食品を扱う会社で長らく縁をしてきたので、成功の事例を挙げて説明する時に自身の経験を通して説明するのが一番分かりやすいと思ったからです。また、今から説明する内容は全てのビジネス、また良好な人間関係を築くことにも当てはまる成功の原則をお伝えしていますので、ぜひ、ニュートラルなスタンスで読み進めていただければと思います。

すみません、余談が長くなりました。事例に戻りましょう。

才能をお借りする

私が以前勤めた会社の私が担当していた会員で北海道在住の山田さん（仮名）はネットワークビジネス初心者でどのようにビジネスを進めたらよいか分かっていませんでした。また山田さんは紹介者とはなかなかコミュニケーションが取れず、ビジネスで成功したいが上手くいかず悪戦苦闘していました。

そんな山田さんは、東京である山田さんご自身とは全く縁もゆかりもないビジネスリーダー主催のセミナーに参加した時に赤木さん（仮名）というリーダーの言葉と考えに心から感動し、どんなことをしてでも赤木さんに北海道にきていただき、地元北海道でその感動のセミナーを開催していただきたい！と思いました。山田さんは赤木さんの話を聞けば聞いた人の多くが鼓舞され、組織が活性し成功できると思ったのです。

山田さんはそのセミナーに参加し、自身が「知らないもの」、「持っていないもの」を素直に認め、自分が持っていないものを既に持っている赤木さんに「才能をお貸し下さい」と素直にお願いをしたのです。当初そのオファーを受けたビジネスリーダーの赤木さんは自身と全く系列の違う山田さんのオファーを断りました。リーダーがそのオファーを断った理由はいくつかあると思います。

• 山田さんと自分とは全く系列（グループ）が違った。
• 自分の事業がとても忙しかったので遠い北海道まで行く余裕がなかった。
• 自分にとって何の利益にもつながらない。

他にもあったかもしれませんが、様々な理由から、赤木さんは山田さんのオファーを断ったのです。

しかし、山田さんはあきらめませんでした。何度も北海道の美味しい蟹やメロンなどを情熱を込めた手紙を添えて「北海道でセミナーを開いて」くれるよう諦めずに頭を下げて頼み続けたのです。

そのようなことをやり続けた山田さんに対し、ついに赤木さんは、山田さんの熱意と情熱に打たれ、自身のビジネスに直接繋がらないと知りつつ、そのオファーを受けると、なんとそれから1年間毎月一回まったくの無償で、しかも旅費と宿泊代はご自身負担で利害関係のなかった山田さんのために北海道でセミナーを行ったのです。一年後どうなったか、結論から言いますと、山田さんはビジネスで大成功し、ご自身の目標を見事に達成することが出来ました！

成功は偶然やってこない

この話をお読みになってどのように思いましたか？

皆様色々な感情、想いが心の中に芽生えていることでしょう。

・私もビジネスが成功するように誰かすでに成功しているリーダーを見つけ、助けてもらおう！

・たまたま、リーダーの赤木さんが素晴らしい人だったので山田さんはラッキーだった。

・皆が同じように上手くいくわけがない。

・山田さんのように縁もゆかりもない人にそのようなお願いなどとてもできない。。

・多くの経費と時間を掛けてボランティアを行った赤木さんは素晴らしいが、この関係はWIN WINではない（赤木さんにとっては何の利益もなかった）。。

他にもいろいろな考えと想いがあるでしょう。もちろん、皆様はどのような想い、感情を持ってもかまいません。ただ、この話は「山田さんはラッキーだった！」で終わらすことはできません。

山田さんは偶然成功したわけではありませんでした。山田さんは当時紹介者からサポートを受けられないと考えていたので、ビジネスで成功するのは山田さんにとって難しかったかもしれませんが、それでも何とか成功しようと考え、良いセミナーがあると聞けば、お金と時間をかけて北海道から出て何度も一人で東京までセミナーに参加しました。

また、リーダーの赤木さんにセミナーの依頼をするまでにはタイムラグがあり、赤木さんが北海道でセミナーを開催してくれるようになるまで山田さんは何度も赤木さんのセミナーに参加し、名刺を交換し、赤木さんに自分の顔を覚えてもらい、積極的に赤木さんか信頼を勝ち取るために努力を続けました。間違いなく、リーダーの赤木さんは山田さんに対しポジティブな印象を受けたはずです。

また他にも山田さんは情熱を込めた手紙を添えて北海道の美味しいものを度々送りました。つまり、山田さんはビジネスで成功する知識とスキルは当時ありませんでしたが、しかし、彼女の考えうる、出来うることをすべてを行いました。

真の幸福には責任が伴う

もし、皆様が謙虚に自身の弱さを認識し認めるならば、どうぞ山田さんのように謙遜になって、自身が持っていないと感じている才能を他に見つけ、その才能を持っている方に「お貸し下さい」と素直にいえるようになっていただきたいと思います。

もちろん上述したように、そのためには山田さんはいきなり赤木さんに北海道に来てセミナーを行ってくれるようお願いしたわけではなく、そのために、時間を掛けて信頼関係を構築しました。何の準備もせずにいきなり赤木さんの才能を活用できたわけではないということを知っていただきたいと思います。

「真の幸福には責任が伴うのです」

この言葉は今後私のブログを読んで下さる皆様には度々目にする言葉となりますが、これは真理です。多くの人は安易に幸福と成功を望みますが、必ず幸福には対価が伴います。対価のない幸福などあり得ません。原理原則に反しているからです。

むしろ恐ろしいのは、あなたが今何の対価も支払わずして幸福であると感じているならそのことを恐れるべきです。いつか必ずその対価を求められ時がやってくるからです。

WIN WIN

もし、皆様が持っていない才能を持つ、そのような方の力が必要というのであれば、ぜひ、皆様が望む才能を持つ方を見つけ、その人と親しくなり、その力をお借り出来るよう最善を尽くしていただきたいと思います。しかし、実際にはこれだけでは（相手の才能を借りる）一時的に望んでいたものを少しばかり得ただけです。一方的に才能を得るだけの一方通行の関係では実はその成功は長続きしません。この成功をもっと長く続けたいと思うなら、皆様が持っている才能を今度は才能を与えてくれた相手に提供する（お返し）必要があります。

この関係を「相互依存関係」といいます。「依存」という言葉が入るとあまり良いイメージがありませんが、「相互依存」とは相手の方が持っいてないが自身が持っている強み、つまり相手が持ち得ない才能を相手に提供する代わりに、自分が持たない才能を代わりに提供していただくwin winの関係をいいます。これは相乗効果を得て爆発的に成功が拡大するために必要な偉大な成功の原則です。（※相互依存関係についてはまたいつか取り上げたいと思います！）

ここで皆様はあることに興味関心が湧くことでしょう。それは、つまり「では、山田さんはリーダーの赤木さんに対してどんなwinを提供できたのか？」ということです。実はこの物語にはとても感動的なドラマがありました。

リーダーの赤木さんは北海道に1年間無償でセミナーを行い続けましたが、ある時、ある会場で運命の女性と出会い、後にその素晴らしい女性と永遠の愛を誓いご結婚されたのです。もちろん、このこと自体は山田さんが直接提供したものではありませんでしたが、しかし、結果的ではありますが山田さんが赤木さんを招きセミナーを行わなければ、金銭では得られない大きなwin（幸福）を赤木さんは掴むことはなかったでしょう。そして、リーダーの赤木さんは今でもずっと山田さんに感謝し続けておられます。

皆様自身の周りで既に「成功の仕組み」が構築されており、日々その幸福なる仕組みが機能している方はとても恵まれています。ぜひ、その成功の仕組みが構築されていることを心から感謝し、その仕組みの元となる人を大切にし続けてください。

しかし、まだ「一人だけで何かを行おうとしているが上手くいかない。。」と悩んでいる方、また「相互依存関係」から生じる偉大な「相乗効果」の力をぜひとも活用したい！考えている皆様は、今日学んだ「謙遜になって相手の才能を活用させていただく」を実践に移していただきたいと思います。

皆様の大きな成功を成し遂げるために皆様一人でやろうと思わないでください。

皆様が皆様の夢を叶えるための経験やスキルがないと考えている方も安心してください。

皆様に出来なくても、皆様の周りにそれをできる人が必ずいるからです。

ぜひ、謙虚になって人の才能を活用できる人になってください。

私は真のリーダーはそれぞれが持つ才能を引き出し、それを夢のために活用し、それによって、皆様と皆様の周りの人々をも成功に導く人だと信じています。

そして、それは謙虚さと、誠実さと、熱心さと、情熱と、諦めない心と、感謝の気持ちがあれば、誰もがそれを得ることが出来ると信じています。

夢を決断し、成功を掴んでいただきたいと思います。

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